みなさまと30年

WHITE HOUSE

ホワイトハウス30周年記念特集

インタビュー 株式会社ホワイトハウス 代表取締役 木村 文夫  聞き手:安原 武志(株式会社デイズ)

株式会社ホワイトハウス 代表取締役 木村 文夫
雑誌【FREEWAY】1984年4月号広告

雑誌【FREEWAY】1984年4月号広告

──株式会社ホワイトハウスは今年で創業30年という節目を迎えました。まずは、創業当時の様子についてお聞かせください。
1979年、先代の創業者でもある私の兄と社員3人で、名古屋市天白区で中古車販売店をはじめたのが当社の始まりです。創業当初は国産車を中心に、VWビートルなどの輸入車を販売していました。そして約1年後、道を挟んだ向かい側に、特に人気の高かったVWビートルの中古車を専門に扱う店舗をオープンさせることで、他にはない、当社ならではの特徴を出していきました。おかげさまでこの当時、本当にたくさんのお客様にVWビートルを買っていただきました。
ちなみに、現在のプジョー天白ショールーム敷地内には、創業当時に整備工場として使っていた小さな建物が残っています。今では物置になっていますが、当社の原点であるこの建物だけは、心情的にどうしても取り壊せないんです(笑)。
プジョー豊橋(2007年オープン)

プジョー豊橋(2007年オープン)

──その後ホワイトハウスは、たくさんの輸入車ブランドを展開するマルチディーラーへと成長していきました。
最初にホンダの正規ディーラー権を取得し、ホンダ車の販売に注力しました。次にローバー、プジョーと取り扱いブランドを広げ、今では輸入車をはじめ全部で22のブランドとショップを保有するに至っています。
こうした多ブランド化を進めてきた背景には、ひとつやふたつの少数ブランドによるビジネス展開では、どうしてもリスクが大きくなってしまう、ということがあります。
クルマという商品には、トレンドや流行があります。今までの歴史を眺めても、長らく順調に売れていたブランドが、ある年を境に急に売れなくなってしまったり、あるいは売れなかったブランドが急に売れ出したりすることがよくある。少数ブランドしか持っていないと、トレンドの波の谷間に入ってしまった時、組織を支えきれなくなってしまうのです。
ホワイトハウスは以前から、強固なビジネスの柱を、ひとつではなく複数持つ、ということを念頭に活動してきました。その結果が、現在の多ブランド展開なのです。

──今後も、取扱いブランドは増やしていくのでしょうか。
はい、増やしていきます。ブランド拡大のチャンスが今、到来しています。ただし、いたずらにブランドを増やしたいというわけではありません。我々の社会的使命でもある正規ディーラーとしての安心感・信頼感といったものを、今後もますます向上させていくことが多ブランド展開の前提となるでしょう。同時に多ブランド展開は、お客様の嗜好やライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、より多くの選択肢をお客様に提供できる、ということでもあります。それはお客様にとって必ず利益になることだと思っています。

トライアンフ名古屋イースト(2008年オープン)

トライアンフ名古屋イースト
(2008年オープン)

ホワイトハウスPart1 (プジョー天白敷地内に現存)

ホワイトハウスPart1
(プジョー天白敷地内に現存)

──従来の四輪ブランドに加え、二輪ブランドの展開も始められています。
今、国内の二輪正規ディーラーに求められていることは、CS(顧客満足度)向上への取り組みです。
様々な二輪インポーターさんの話を聞く限り、CS向上に対する意識が高い国内のお店は、実はまだまだ少ないそうです。二輪インポーターさんとしては、四輪ディーラー事業、特に輸入車の四輪ディーラー事業を手がけるきちんとした組織に、ディーラー運営をお願いしたい、という思いがあるようです。
我々も、常日頃からCS向上のために地道な努力を続けているわけですが、そうした活動を行っていくうちに、インポーターさんの側から直接オファーをいただくケースが増えてきた、という感じでしょうか。

株式会社ホワイトハウス 木村社長
──世界的な不況や国内消費の低迷など、自動車業界は今、ネガティブなニュースにあふれています。木村社長の見解をお聞かせください。
去年(2008年)の9月以降、当社を含め業界全体が本当に厳しい状況になりました。その厳しさは今も続いています。しかし、様々な説がありますが、私は国産車にせよ輸入車にせよ、必ず消費は復活すると思っています。
たとえば当社が運営するオートプラネット名古屋を例に挙げると、2009年に入ってからの来場組数を見る限り、極端に数字が落ち込んでいるわけではありません。輸入車などのクルマに興味があって、クルマが欲しいと思っているお客様は、時代の趨勢に関わらずショールームに足を運んでくださっているわけなんです。
よく私は社員に向けて言うのですが、売れない、と思い込んでいることが問題なのだと思います。当社だけを見ても、今も毎月数百台という数のクルマが実際に売れている。こうした事実を冷静に見れば、2009年は昨年のようなひどい状況にはならないと思っています。

──今後の抱負と戦略をお聞かせください。
前述のとおり、多ブランド展開は今後も積極的に進めていきます。それと、当社では現在、約2万6千名ものお得意様を持っていて、これは非常に大きな、何物にも代えがたい当社の大切な資産です。当社としては、早期のお得意様3万名達成を目指して、正規ディーラーにしかできない高品質なサービス、あるいはホワイトハウスにしかできないきめ細かなサービスを、今後もお客様に提供し続けていきます。そしてお客様には「ホワイトハウスを選んで良かった」と心から思っていただけるよう努めていきたいですね。

──どうもありがとうございました。
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