IKUO otsuki INDIAN ROADMASTER
大槻郁雄 | 京都府 | 57歳 | ロードマスター
Volume 7.

ロードマスターでカフェ巡り

 3月に入り、日差しも暖かくなり、バイクの季節になってきました。
今回は、前から一度行きたかったカフェと、ご近所のカフェをはしごしてきました。

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 まだまだ、朝は寒いので9時に遅めの出発です。気温は8度なので当然グリップヒーターとシートヒーターはONです。しかし冬ほどは寒くないので、グリップヒーターのパワーレベルは5で大丈夫。ほこほこのお尻とグリップで快適に国道9号線を南下し、国道173号線の「道の駅さらびき」を目指します。「道の駅さらびき」は大阪方面からのツーリング休憩地で、シーズン中の休日には多くのライダーを見かけます。今回はまだ春先だったのと月曜日だったので、トライクが1台停まっているだけでした。

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 ここでしばし休憩の後、国道173号線を大阪方面へ、篠山から国道372号線を東に向い国道477号線に入ります。477から県道に入り、目的地の狭い参道を登って「ほんたき山のカフェ」へ。このカフェは本滝寺というお寺の中にあるカフェで、経営もお坊さんがしておられます。今回、天気も良かったので、テラス席でランチを頂きました。美しい能勢の山並みを眺めながらのランチは至福の時なのですが、花粉症の方とって、この時期の山中での食事は地獄のような光景かもしれません。幸い、私は花粉症ではありませんので、春の景色を 堪能させていただきました。頂いたのはカレーセットですが、お寺のカフェなので基本は精進料理です。そのためお肉は入っていません。しかしスパイシーで、肉が無いことをしっかりカバーできている美味しいカレーでした。

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 本滝寺を出て、次は篠山城跡を目指します。来た道を戻るカタチで、国道372号線を西に向かいます。相変わらず観光バスが止まっている篠山城跡ですが、バイク用に無料駐輪所があり、いつでも気軽に留められるのが嬉しいですね。篠山市街は平日ということもあり、余り混雑もなく、ゆっくり散策ができました。やはり篠山に来たら、これを食べないと! …ということで、黒豆ソフトクリームを午後のデザートに頂きました。

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 デザートを食べた後は、一路春日まで国道176号線を北上,春日町に昨年できた「ライダースカフェGood Time」を目指します。このカフェのオーナーはバイク乗りで、乗れなくなったけどバイク仲間と一緒にいたいという気持ちで、この地に開店されたお店です。大阪からは程よい距離にあり、ツーリングの目的地、中継地としてはうってつけのお店なのです。 ここからは我が家までは、距離にして30㎞ほど。コーヒーとお喋りをゆっくりと楽しんだ後は、家路につきます。

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 ロードマスターにとっては、やや物足りない距離でしたが、大柄な車体の割には軽い操作性を持っているため、ショートツーリングでも意外に気を遣わず出かけることができます。ゆったりした乗り心地は、早春の気持のよい1日を楽しむのにも、最適でした。

Volume 6.

丹後半島へツーリングに行ってきました!

 今回は地元の名ツーリングコースの一つ「丹後半島」を紹介します。ここは京阪神エリアのライダーが多く訪れる、景色がとても良く、信号もないすばらしいツーリングコースです。今回はコースを反時計回り、東から西へ走ってみました。

 自宅を出発し、国道176号線を走り与謝野町から宮津を目指します。消防署前交差点を左折して、国道178号線に入ればすぐに日本三景『天橋立』の松林が見えてきます。

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ロードマスターの背景に見える海(天橋立の内海で阿蘇海と言います)の先に見えるのが天橋立の松並木です。天橋立は傘松公園まで上がり股のぞきで見るのが一番の絶景とされています。傘松公園へはケーブルカー、若しくはリフトで登ることができます。

 天橋立を後にして、国道178号線を15kmほど走れば舟屋で有名な伊根町に到着します。

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「舟屋」という建物は住居の1階が舟の格納庫になっていて、家からそのまま海に出航できる造りの家を言います。当然、家の窓を開ければ下は海といった状態です。舟屋は波の静かな湾の奥に位置するので、このようなユニークな建造方法でも波の被害を受けることなく生活できます。

舟屋から少し上に上がると、「道の駅 舟屋の里伊根」があります。ここを過ぎると半島の反対側まで店も何もありませんので、多くのライダーが休憩に立ちよるスポットとして知られています。なにより、この道の駅から見渡せる伊根湾もまた絶景です。

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次は丹後半島の最北端、経ヶ岬へと向かいます。国道178号線から右折して経ヶ岬公園を目指します。経ヶ岬公園は駐車場と自販機とトイレしかありません。経ヶ岬灯台はここから徒歩で1km程度歩いた所にあります。このコースは結構きついのぼり坂で、足元も悪いですが絶対に見ることをお勧めします。

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経ヶ岬に立つ白亜の灯台は大変美しく、ここから見える丸い水平線の日本海もぜひ見てもらいたいです。

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経ヶ岬を過ぎ、海を見ながら走る海岸線の道は気分をとてもハッピーにしてくれます。

経ヶ岬から6kmほど走り国道を左折して、丹後半島の中心部分の碇高原を目指します。林道のワインディングロードを登っていくと碇高原牧場に到着しました。

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ここには牛や羊が放牧されていて、のどかな景色が広がります。また、美味しいステーキハウスも有るのでここでお昼御飯もおすすめです。

碇高原から海に向かって走り国道178号線を左折し、間もなくすると屏風岩が見えてきます。

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ちょうどよく見える場所に駐車場があり、海の中に立つ壁のような平たい岩が屏風岩です。

屏風岩から12kmほど走ったところに、京都府で唯一の湖「離湖」があります。

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湖といえば滋賀県の琵琶湖が有名ですが、京都府にも湖があります。離湖はもともと海だったところが、長年の地形の変動で湖になったと言われています。

離湖から2kmほど走れば、網野湾の八丁浜から続く浅茂川河口です。

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浅茂川へ続く網野町内の道筋には、昔ながらの機織りの音が響く丹後ちりめんの生産地です。バイクを止めると、ガシャンガシャンという、ノスタルジックな機織り機の音が聞こえてきます。

丹後半島の西の付け根は、夕日ヶ浦です。「夕日日本百選」に京都府で唯一選ばれた場所です。

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残念ながら今回訪れたのは昼間だったので、夕日観が全くありませんが、昼間でも海がとても綺麗な場所です。

全国のライダーの皆さん。ぜひ京都府北部にツーリングに来てください。今回ご紹介した名所の他にもツーリングスポットはたくさんあります。どこにも負けない、素晴らしい景色をご賞味いただけます。

Volume 5.

インディアンミーティングに参加しました!!

インディアンミーティングからのご招待を受けました。会場は静岡県の御殿場にある富士スピードウェイ。

各地のアンバサダーメンバーに会え、サーキットをパレードで走ることができ、めったに見ることができないインディアンのバイクが一同に集結する、魅力的なイベントです。なにより、今まで行ったことが無い場所へのツーリングは、どんな風景に出合えるか楽しみです。

さらに今回は、1:浜名湖を走りたい、2:御前崎へ行きたい、3:富士山に登りたい、の三つの目的を達成すべくツーリングプランをたてました。


当日は早朝に出発。霧で気温13度の中、京都縦貫道を南へ向かいます。


京滋バイパスから新名神、東名阪、伊勢湾岸道を通り、東名三日月ICで高速を降ります。
ここから下道で浜名湖を半周回って、弁天島で記念撮影。ここまでで313kmを走破。


お昼御飯は「ライダースカフェはまなこ」で、名物のウナギもんじゃコロッケ定食。


ここでお昼を食べていた他のライダーさんとおしゃべり。やはりインディアンは珍しいと見えて、「あのバイク、インディアンですよね」と八王子から来ていたライダーに声をかけられました。話を聞いてみると、一度試乗したことがあるとのこと。「当時は免許取り立てだったので扱い切れなかった」と言われ、ハーレーを買おうかと考えているとのことでしたので、「ハーレーを考えているのだったら、絶対インディアンのほうが魅力的。取り回しもハーレーと変わることもなく、色々なタイプのバイクがあるから」と勧めました。

お昼御飯もすみ、次の目的地である御前崎灯台を目指して出発。ここからは、国道301号線、1号線、150号線と下道を60km走ります。150号線から県道に入ると、気持のいい海岸線の道が続き、向こうに灯台が見えてきます。


潮風を感じながら走るのはいつものことながら、とてもハッピーになれますね。

浜名湖からここまで初めての走る道。とくに下道は色々な景色を見ながらゆっくりと流すのが好きです。

やっと到着した御前崎灯台では時間が無く、灯台まで上がれず。


今晩のお宿の裾野市に向かって出発。
翌朝。インディアンミーティングの当日、集合時間は11時なので早めに起きて、7時にホテルを出発、いざ富士山五合目へ向かいます。富士山は新幹線や飛行機からは見ることがありましたが、登るのは35年ぶり。ホテルからは40km程度の道のりです。

ホテルを出発して、富士山表口から富士スカイラインを登ってゆきます。


バイクでETCが使えない有料道路は辛いです。しかも自動精算機、係員のように手を伸ばしてくれない。料金がいる道路は全てETC対応にしてもらいたいですね。

富士スカイラインは楽しい坂道、ロードマスターでも楽しめます。ヘアピンもありますが、センターラインがあれば大丈夫。2合目、3合目、4合目の標識を見ながら5合目を目指します。


やっと到着した5合目ですが、生憎のガスで頂上が見えません。しかし、しばらくすると日ごろの行いの良さが出てガスが晴れて頂上が望めました、本当にきれいな景色です。


富士山を堪能した後は、富士スピードウェイに向かいます。5合目からは40km程度、1時間で着きます。初めての富士スピードウェイは感激の一言。


ここで多くの仲間と出会えたことにも感激。アンバサダー4人がそろったことも感激。コースを走れたことは本当に感激でした。

楽しいミーティングも終わり、帰路につきましたがここから自宅まで460km。結構あるなぁ。帰りは新東名をひたすら走り、伊勢湾岸道からは行きと同じコースで帰りました。ロードマスターは1800ccという大排気量ですが、燃費は約20km / Lと良好です。高速に乗る前に給油をし、途中1回の給油で家まで帰れました。今回は1087kmのロングツーリングでしたが、とても充実した2日間を過ごせました。

インディアンオーナーの方々、スタッフの皆様と、係わって頂いた全ての皆様に感謝です。

Volume 4.

ロードマスターの音楽環境を変えてみました

 蒲郡で開かれたライダーズミーティングに参加した際、長距離ツーリング時のロードマスターの音楽環境に不満があり、バージョンアップに挑戦しました。

1. 現状

これまではカウル内のUSBに直接メモリースティックを差し込み、ロードマスターのプレイヤーで再生して聞いていました。


取扱説明書を確認したところ、USBメモリーでは1曲ずつ曲早送りまたは巻き戻しを行って選曲することしかできないようです。


この曲が聞きたいとか、この歌手が聞きたいと思っても、自由に選べませんでした。

2. iPodを導入

取扱説明書ではiPodを繋げば色々な機能を使用できると書いてあります。


早速ネットオークションで第5世代のiPod nanoを購入、つなげてみることにしました。


3. 曲を入力

iPodですので、当然iTunesで曲の入力をすることになりますが、その前にひと手間。
ボリュームがバラバラだと、再生時に曲ごとに音量調整をする必要がありますので、ボリュームを揃えます。
私が使っているのはフリーソフトのMP3 Gainです。


これですべての曲のボリュームをほぼ同じレベルに設定します。
ボリュームをあわせたらiTunesでプレイリストを作成します。


ロードマスターの画面は半角英数しか表示できないので、プレイリストは全て半角英数で作成します。


プレイリストができたら、iPodと同期をとって曲を入力します。

4. 使ってみる

曲が入力できたら、いよいよiPodをロードマスターに接続します。


バイクのメインスイッチをONにして音楽が流れるようにします。
プレイリストを表示するには、取扱説明書に”Press and hold PRE”と書いてある通り、真ん中のPREボタンを長押しすると画面にPLAYLISTの文字が表示されます。
PLAYLISTの位置でさらにPREボタンを押すと、iTunesで作ったプレイリストが表示されます。


お好みのプレイリストをボリュームボタンで選んでPREボタンを押すと曲が始まります。


バージョンアップに成功しました。これで、自分が作ったプレイリストの曲名を見ながら自由に選べるようになり、好きな曲をいつでも聞けるという、とても良い音楽環境で走るとこができるようになりました。

Volume 3.

美味しいもの食べに行こう!「えびおこ編」

 ツーリングの楽しみに、「美味しいもの食べに行こう」という目的を設定するのは、誰もが考えることではないでしょうか? 私の場合も、「〇〇を食べるために、××まで行こう」と出かけるパターンのツーリングは、もはや定番のパターンになっております。
今回は、胃袋の欲求に従って、岡山県の日生(ひなせ)へ「えびおこ(海老入りお好み焼き)」を食べに行ってきました。もともと日生は「かきおこ(牡蠣入りお好み焼き)」が有名ですが、牡蠣は冬場が時期で、それ以外の時期に何かないかということで「えびおこ」が作られたようです。

 今回のルートは、舞鶴若狭自動車道福知山IC → 吉川JCT → 中国自動車道上り → 神戸JCT → 山陽自動車道 → 赤穂IC → R250と、ほぼ高速道路というルートで走り回りました。ロードマスターで快適な道を楽しもうとすると、やはり高速での移動が増えてしまいます。たんたんとマイペースで走ることができ、渋滞さえなければ時間も読みやすく、しかも快適でパワーも十分ですからね(笑)。

 今回目的地にしたお好み焼き屋は「お好み焼き もりした」さんです。



日生には沢山のお好み焼き屋がありますが、ここが私の一番のおすすめです。自分で行く時は、ここしか行きません。「もりした」のお好み焼きの特徴が、お好み焼きを二つに分けてソース味と醤油味の2種類の味を楽しめるところです。

さらに醤油味は半分食べた後に山椒を、ソース味は一味を掛けることで、4つの味が楽しめます。食べるのは薄い味から濃い味へで、醤油 → 醤油+山椒 → ソース → ソース+一味の順に味わってみてください(笑)。これ、ホントにおすすめですよ。

 「えびおこ」を楽しんだ後は、近くの景色を楽しみに、グルッと周囲を巡ります。日生は海に面した町で、「もりした」の近くにはフェリー乗り場があり、目の前に港の景色が広がります。

港からは鹿久居島へ通じる橋があり、その先の頭島とも橋でつながっています。

やっぱり、海の上を走ることは、とても気持ちが良いものです。景色は帰りにゆっくりと眺めることにして、次の目的地へ急ぎます。

 次のお目当ては頭島の「マぁー子」

で、食後のデザートとして「かき氷」を頂くのが目的です。
注文したのは「夏ミカンのかき氷」

で、口に含むと甘酸っぱい味が口のいっぱいにフワッと広がります。単に甘いだけではない、大人の味のかき氷なのです。

 お腹も気分も満足したので、帰りはゆっくりと景色を眺めながら走ります。

橋の途中の駐車帯でバイクを停めて記念撮影、



交通量も少ないのでゆっくりと写真も撮れました。

 天気もよく、美味しいものを食べて、景色を楽しみながらのゆったりツーリング。なんて贅沢な時間なのでしょうか。走行距離約355㎞のツーリングでしたが、ロードマスターなら丁度良いくらいの距離です。逆にこれより距離が短いと、走り足りないと感じるくらい。バイクの上で過ごす時間が快適で、楽しく、いつまでも走り続けたくなる、そんなインディアンとともに、楽しめた1日でした。

Volume 2.

蒲郡1%Bikers Meeting Vol.2

 前回から引き続き、ミーティングに参加したレポートです。 実はミーティング本番は2日目で、遠方からの参加者は、我々が「スターダスト」と呼んでいる前日のプレ・ランに参加をしていました。当然、夜は楽しい宴会で盛り上がりました。翌日は朝早くから起きだし、バイクの周りに集まり、バイク磨きやバイク談義が尽きません。

実は自分のロードマスターには、購入時にガラスコーティングを施しているので、汚れは水洗いで簡単に落とせます。ホテルの前で、タオルでの水拭きと仕上げ拭きだけで、十分にピカピカに戻りました。

ホテルで出発前の記念撮影でも、自分のロードマスターが主役! 宿泊及び近隣メンバーで、インデイアンロードマスターを囲んで記念撮影となりました。

ここから、ミーティング開催場所の蒲郡ラグーナに向けて出発です。前日からの宿泊組はこのミーティングのコアメンバーが多く、先発隊として当日集まる参加者のための場所の確保と誘導にあたるのが常となっているのです。そして当日、今年もたくさんの仲間が集まってくれました。

このミーティングはメーカーもショップも関係なく、ただのバイク好きの素人が開催しているミーティングです。だから派手な催しは何もありません。イベントらしいことと言えば、メンバー持ち寄りの景品抽選会、記念撮影、これで終わりです。しかし、このために各地からたくさんのバイカーが集まってきます、それは、再会と新しい出会いを求めて、なのだと思います。「このミーティングの空気が好きだ」という理由だけで、これだけ多くバイカーがこの地に集まり、バイク談義に花を咲かせ、再会を誓い、各地に帰っていく。そのベースにあるのは、バイクが好きで、走ることが好き、ということなのだと思います。いつまでも続けていきたいミーティングです。

ロードマスターは、前日のスターダストと同じように、ここでもやはり多くの参加者の注目を浴びていました。自分のバイクが話題の中心になるのは嬉しいものです。 参加しているメンバーはクルーザータイプのバイクに乗っているので、インディアンのことは当然知っているのですが、なかなか実物は見たことが無いようです。初めて実物を見たという声を、多く聞きました。中でも、国産のクルーザーをカスタムしている仲間からは、人と違うのが良いという考えが多いようで、「沢山走っているハーレーよりもインディアンのほうが好きだ」と興味を示していました。我々ユーザーから見ると、ロードマスターはクルーザーとしてほぼ完成されているので、カスタムを楽しむ箇所が少ないのは事実です。けど、「メーカーの手で完成の域に達したバイクは美しいな」と、皆に言われました。

ミーティングは14時に終了となり、メンバーはそれぞれの関東、関西、東海の各地方に分かれ、帰路につきました。遠くは千葉や埼玉からの参加者もいて、みな本当によく走ります。私たち夫婦は別行動となり、そのままツーリングを続けることに。ここからは、知多半島の先端を目指して走ります。2日目の夜は、南知多町の民宿に1泊です。帰り道からそんなに離れないこと、高速が近くにあること、宿までの景色が良いこと、海の幸が味わえることなど、知多半島は小さいながら、手軽にいろいろ楽しめる場所なのです。同じような理由で、一昨年は伊良湖岬、昨年は鳥羽を選び、今年は南知多を選びました。

宿への道すがら、蒲郡から、南知多町目ざして下道で海岸線を走り、前から行きたかった「ぽんかふぇ」にお邪魔しました。ここは、ぽん菓子(爆発させてつくる米菓子)専門店というユニークなお店で、カフェが併設されており、東海、関西地区のバイカーがよく訪れる場所でもあります。生憎、到着が遅れてしまい、残念ながらカフェは閉っていました。


気を取り直し、海沿いの道を気持ちよく流して、民宿に到着。

海岸沿いの道から50m入ったところにあり、屋上の露天風呂からの景色は海が見渡せることができ、とても綺麗でした。宿泊客は私たちともうひと組のご夫婦のみ。

2日間の疲れを癒すためゆっくりお風呂に入り、美味しい海の幸に舌鼓、ベッドよりも蒲団が好きな年寄りは、明日の帰宅に備えて早く床につきます。

最終日も良い天気、今日はひたすら走って帰るのみです。知多半島は、高速道路もつながっているため、時間の読みやすい場所でもあります。ところが、南知多道路から伊勢湾岸に入ったところで事故渋滞の情報が。渋滞手前の長島PAに入り、渋滞が無くなるまで休憩を取ることにしました。自分1人ならそのまま移動することも考えますが、夫婦の場合は極力無理をしないように心がけています。


道路情報を確認し、渋滞が無くなったようなので出発。東名阪道、新名神に入り土山SAでお昼休憩。ここまできて、空模様が怪しくなってきました。途中で降られるのもイヤなので、早々にカッパを着込んでおきます。やはり途中でしっかり雨に降られましたが、その日は平日のため道も混んでおらず、快適にペースを維持でき、草津から京滋バイパス、京都縦貫道に入り京丹波PAまで一気に移動しました。ここで休憩中、ものすごい雨が。しばらく走るのを諦め、雨雲レーダーを見ながらタイミングを計り、雨脚が収まった頃合いを見て走り出します。天候の変化の影響から、思っていたより遅れての帰宅でしたが、夫婦揃ってトラブルなく、走り切ることができました。


それにしても、雨の中でもインディアンロードマスターは何の不安もなく走ってくれました。風も多少あったのですが、横風に煽られることもなく、スムーズに考えたラインを走ってくれます。高速走行時はウインドスクリーンを一番上まであげているのですが、雨が強くなるとスクリーンに水滴が付き、前が見えなくなるので、少し下げてスクリーンの上から前を見るようにして走ります。ボタン操作で高さを可変できるこの電動ウインドスクリーンは、とても便利です。

今回の走行距離は3日間で796㎞。ロードマスターも、徐々に身体の一部として馴染んできているところです。

Volume 1.

ツーリング三昧のバイクライフに加わった、インディアン

初めまして。京都府在住の大槻と申します。これまで、ヤマハのドラッグスタークラシック1100や、ロードスターXV1700ASを乗り継ぎ、インディアンのロードマスターに辿り着きました。子供が手を離れ、50歳を超えてから大型二輪を取得したクチで、車種はクルーザーオンリーでそれ以外には興味がありません。1台目のドラッグスターは現在嫁さんが乗っており、夫婦二人であちこち出かけています。私はこれからの相棒がロードマスターということで、今後のバイクライフがとても楽しみです。今まで通り、各地を走り回ることになると思いますが、安全で変わらぬバイクライフを過ごしていければ、と思っています。

「購入前に感じていたインディアンの印象」
ロードマスターを最初に写真で見た際の第一印象ですが、やはり「デカイなあ」というものでした。まあトップケースまで装着したフル装備なので想像はしておりましたが、取り回しが大変そうだな、400キロオーバーの車重があるけど大丈夫かなと、一抹の不安を感じたことは事実です。実際に実車を目の前にしてみると、見た目のインパクトは想像通り、かなりのものがありました。車格も、やはりデカイ。しかし跨ってみて、引き起こしてみると、思いのほか軽く感じたことは好印象でした。ヤマハのロードスターよりも、楽に引き起こせたのです。取り回しは、予想通り大変重い。駐車時に場所をよく考えて停めないと、一人で出せなくなる可能性があります。まあ、これは今までの車両でも同じだったのですが。

私について

「気に入ったところ、気に入らないところ」
実際に乗った印象ですが、これまでの愛車と比較して、大柄にも関わらずコーナリングを含めた運動性能は高いと思いました。コーナーで倒し込んだ時でも安定感があり、高速走行時も楽にコーナリングができる。走っていると重量感は感じないし、加速も今までのバイクよりもスムーズ。一方、気になったところは、クルーザータイプのバイクなのにヒールシフトがオプションなのが理解できない。初めからシーソーペダルであるべきだと思う。カスタムについては、ハイウエイペグと、このヒールシフター装着ですね。あとはもう必要ないくらいに、充実した装備を最初から持っているバイクです。

私について

「蒲郡1%Bikers Meeting 」
ここからは、インディアンロードマスター納車後、初めて夫婦2台で出かけたロングツーリングのレポートです。
このミーティングは実は1番楽しみにしているイベントで、関東・東海・関西のメンバーが集まる、年に一度のお祭りなのです。
1日目は、各地から、東海環状道路の鞍ヶ池パーキングエリアに集まり、東海環状→東海北陸道→東名高速上郷PAまで走ります。私たち夫婦は、朝6時に自宅を出発後、京都自動車縦貫道で第一集合場所の草津PAに向かいます。

私について

走り始めて1時間途中の京丹波PAで朝ごはん、そこから草津PAまで向かい、ここで集まる仲間を待ちます。
ここから新名神に入り、東名阪をとおり第二集合場所の御在所PAへ、東名阪から伊勢湾岸に入り第三集合場所の刈谷PAへ向かいここで給油、刈谷から東海環状に入り鞍ヶ池にお昼前に無事到着。

私について

すでに東海地区のメンバーは集まっており、1年振りに出会うメンバーと懐かしのご挨拶。少し遅れて関東メンバーも到着。バイク談義に花が咲きます。

全員が見慣れないインディアンロードマスターに興味津々で、質問攻めにあいました。
まず聞かれたことは、重量です。見た目がでかいので「400kgオーバー?」という質問を多く受けました。こちらは、400kgは超えているけど、前のバイクよりも引き起こしは軽い。車体バランスの違いだと思いますが。
次は前のバイクと比べての乗り心地やフィーリングです。こちらは前のバイクよりも運動性能は高い、カーブも以前よりも楽に回れるし、加速もスムーズです。
後、バックギアの有無を聞かれました。この重量だと取り回しがやはり気になるようです。残念ながら、オプション含めてバックギアは無いです。
まとめてみるとほぼこの3つになります。みんな実際に乗った際の取り回しとか、乗り心地等に興味を持っていました。

私について

今年のミーティング参加台数は、約70台。好天に恵まれ、熱中症が心配でしたが、全車事故もなく最終目的地に到着。走って、休憩してバイク談義、また走って……、の繰り返しですが、気心知れた仲間とのかけがいのない時間は、やはり貴重です。今年は、相棒がロードマスターということもあり、一層深いものとなりました。来年もこのメンバーと、ロードマスターで一緒に走り、楽しい時間を過ごしたい。
さあ、次はどこへ行こうか。

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